ぶらんこ乗り

夏の展示会が終わってほっとしたのもつかの間、

秋の展示会シーズンに突入。

久しぶりの更新となりました。

みなさまお元気ですか?

やっとしのぎやすくなってきましたね。

旅行に読書におしゃれにといろいろ楽しめる季節です。

この間読んだ本の中で印象に残っているものがあります。

「わたしたちはずっと手をにぎってることはできませんのね」

「ぶらんこのりだからな」

だんなさんはからだをしならせながらいった。

「ずっとゆれているのがうんめいさ。けどどうだい、すこしだけでもこうして」

と手をにぎり、またはなれながら、

「おたがいにいのちがけで手をつなげるのは、ほかでもない、すてきなこととおもうんだよ」 _いしいしんじ 

ぶらんこ乗りより_

 

人はそれぞれの人生というぶらんこの上で

別のぶらんこ乗りと手をつなぐときに

繋がっていけるような気がするのです。

手をつなぎあう時間は一瞬かもしれないけれど

その一瞬はその人の人生を理解するような永遠でもあるような。

だれかと関わっていくということは

やっぱりそういう真剣勝負の連続なんじゃないかと思います。

大切な人たちと手をつなぎあう、

つないだ刹那に感じあう。

そしてそれは何度でも繰り返され・・・

その目印にD&D144がキラキラ輝いてくれたらいいと願っています。

今夜は満月。

月も人も優しい引力で引かれあう・・・

素敵な秋の夜長をお過ごしください。