昨日、映画監督の大島渚さんが亡くなられたとの報道がありました。
ご冥福をお祈りいたします。
番組で大島監督の業績などを振り返っていましたが
私は大島監督の夫婦についてのコメントが特に印象に残りました。
夫婦というのはよく二人三脚と言われるけれど
それは真ん中の足が結ばれているだけなんだ。
そしてもう片方の足は自由なんだけれど、
それを忘れがちになってしまう。
でも、その外側の足の自由をお互いに尊重しあうこと。
それが夫婦には必要なんだと思う。
だからこそ大島監督夫婦は仲むつまじく歩んでこられたんだなあと、
そして改めて
お互いによっかかりすぎず、
ちゃんと自分で立ってこそ、
相手を支えることもできるのだなあと感じました。
誰かに甘えて寄りかかるのは楽チンで憧れるけれど、
だんなさまはお父さんじゃないです。
奥様はお母さんじゃないのです。
精神的に自立するって口で言うほど簡単ではないけれど、
ときどきはそのことを思い出して
ほんの少し相手を思いやれたら・・・。
夫婦の形に正解なんてないと思うけれど
とにかく二人が一番幸せにいられる形、
それを見つけられたらいいですよね。
自由に動く片足と固く結んだもうひとつの足。
どちらも幸せに
一歩一歩、歩いていけますように。