かぐや姫

子供の頃、母がかぐや姫の歌をよく歌ってくれました。
遠い記憶でワンフレーズしか覚えていませんが、
そのワンフレーズだけは強烈な印象で今も心に残っています。
かぐや姫が月よりの使者に連れて行かれるのを
かぐや姫の父親が必死に阻止しようと矢を射掛ける場面です。

わしの娘じゃ、やるまいぞ、やるまいぞ。

子供の頃はその暗めの曲調が新鮮というだけで
心に残っていたような気がします。

でも、今は親の気持ちとして、
ましてや男親ならそうだろうと想像できます。

やんごとなき月の使者ですらこれですから、
ほとんどのお父様方の目には未来の義理の息子が
突然あらわれて大切な娘をさらっていく
どこの馬の骨ともわからない奴に見えているのでは?

大事な大事な宝物。
やっぱり本音は手放したくないはず。
それが娘にとって幸せだと頭ではわかっていても。

だからこそ日本には主にお父さんのための素敵な儀式があるのです。
結納。
お父さんたちが心の準備をはじめる儀式。
古臭いしきたりだなんて思わずに、
ひそかに涙しているお父さんの為にも。
新しい家族が増える儀式の序章として。

そんな大切な瞬間にD&D144は立ち会い続けたいと願います。
すべての人を照らす輝き。
D&D144は特別なダイヤモンドです。
お父さんたちの心だってキラキラに照らします。