久しぶりにハンバーグを作りました。
あんまり料理が得意ではない私の唯一得意なメニュー。
ハンバーグをこねるときだけはずすマリッジリング。
少しはずしにくくなったリングをはずすと
マリッジリングをしていたところが少しだけ白くて細くなっています。
そういえば去年の夏はプールで手の甲だけ日焼けしたっけ。
マリッジリングってほんとにずっと私と一緒なんだなと改めて感じます。
そして、みなさんにも事情が許すなら
ずっと着け続けて体の一部になる感覚を味わって欲しいと思います。
そんなもの、なかなか世の中に存在しないと思いますから。
先日偶然みた番組で結婚して50年を超えた老夫婦が出ていました。
マリッジリングがもう指の形に変形して取れなくなったっていいながら
指輪をはずかしそうに隠したおじいちゃんを見て
なんかマリッジってそうなんだよなーって。
もう、つけていることも普段は忘れてて。
でも、ちゃんと家族の思い出を刻んでくれているマリッジ。
思春期の誰もが一度は思い描く
誰かと自分を結ぶ運命の赤い糸。
その漠然とした運命に意志の力が加わって形になったのが
私はマリッジリングなんじゃないかなって思います。
そしてその意味はきっと選んだとき以上に
いつかはずすときにわかる気がするのです。
自分の一部であって、でも完全に一体にはなりえない存在。
私のスーパーストロングなプラチナは私の指の形を変えただけで
まん丸のまま、薬指で光っています。
私と大切な人たちを繋ぐその小さなわっかは
小さいけれど
でも、とても頼もしく輝いています。
きっとだいじょうぶ。
あなたのマリッジリングもどうか
今日も明日も、喜びを刻み続けますように。