144面カットの秘密
58面ラウンドブリリアントカットとの違い
58面ラウンドブリリアントカットの輝きがテーブル面に光を集める構造に対して、144面ラウンドブリリアントカットは、ダイヤモンド全体が光るようにパビリオン部分にふくらみを持たせた構造になっています。
144面ラウンドブリリアントカットの輝き方
144面ラウンドブリリアントカットは全面が広く輝きます。この違いが最も顕著に現われるのはダイヤモンドを傾けた時。わずかな光を拾って、どの角度でもこぼれるようにやわらかい光を放ち続けます。動かしたときにこそ、真価を発揮するのがこのダイヤモンドなのです。
-
正面から見た時
58面カットの中心部分が強く光っているのに比べて、144面カットは周辺部分まで満遍なく輝いています。
-
少し傾けた時
144面の細かなカットにより、シンチレーションの違いが出ています。
-
斜めから見た時
58面は斜めから見た時、光の大部分は通り抜けてしまいます。144面はしっかりと輝いています。
-
横から見た時
58面は横から見ると暗くなってしまいます。144面は横から見てもミラーボールの様に輝きます。
輝きの3要素
ダイヤモンドの「4C」(カラット・カラー・クラリティ・カット)もダイヤを選ぶ際に大切な要素とされています。
しかし、肉眼で見たときにダイヤモンドが「どう輝くか」が重要なポイント。「シンチレーション」(きらめき)、「ディスパージョン」(虹色の輝き)、「ブリリアンシー」(光の強さ)
144面ラウンドブリリアントカットは、特にシンチレーション・ディスパージョンが強調されています。
4Cについて
ダイヤモンドの品質は4つの「C」で表されます。ご予算の中でどの「C」を重要視されるかを考えて選ばれることが重要です。例えば大きさが大切ならばカラットを、純度が大切とお考えならばクラリティーを。