貝のなかでもっとも殻が固いあわびは
夜中に1枚ずつ貝殻の層を増やすのだそうです。
ミクロン単位の膜(今の科学では再現不可能な薄さだそうです)を幾重にも重ねることで
ハンマーでも割れないくらい強くなるんだそうです。
夜なべして自分を守る殻をせっせと作る・・・。
なんだかいとおしくなってきます。
でも、人だって同じだと思います。
毎日毎日強くなって
自分を守れるようになっていくはず。
今の若者はおうちが大好きなんだそうです。
家族も友達も大好きで、
誰も傷つけずほっこり生きているんだとか。
でも、居心地のいいおうちも
いつかは出て行かなくてはなりません。
そのとき、自分を守る固い殻はできているでしょうか?
人生はやっぱり楽しいことと同じくらい悲しいこともあって、
その悲しみに溺れない丈夫な殻を持ちあわせているでしょうか??
ある日小学1年の娘が”世の中にはこわいことがいっぱいある”と泣き出しました。
その言葉に私は
”強くなるとだんだんこわいものが少なくなるんだよ”
と答えました。
・・・本当は大人になってもこわいことだらけのままです。
何も恐れない人にはなれそうにもありません。
でも、そういう人でよかったと思っています。
娘にもいろいろなことを恐れ、
おろおろしながら、
それでも
いろいろなことに心を振るわせられる人であってほしいと思います。
悲しい現実に涙し、理不尽なことには怒る。
いつまでもそういうナイーブな人であってほしいと願います。
でも、
その悲しみに傷つきすぎない強さは絶対に必要だと思うのです。
ジュエリーをもらったときの気持ちとか
大切な人と一緒に見た夕日の景色とか
そういうたくさんの想いが
あなたを守る丈夫な殻のひとつひとつになるんじゃないかと思います。
1つ1つのダイヤモンドに想いをこめて。
144のファセットひとつひとつに信じる力を宿せますように。
D&D144のリングがあなたを守る殻の1枚になれますように。
年末年始、ごちそうであわびを食べることがあったら
ちょっとだけ殻のこと、そしてD&D144のことも思い出してくださいね。
お近くのお店であなたを守りたくてうずうずお待ちしておりますので。