D&D144 40周年 特別な展示会

毎年恒例、1年で一番大きな展示会が無事終わりました。
今年はD&D144にとって特別な年。
発売40周年のお祝いの意味をこめた商品作りとなりました。

今年のテーマは2つ。

まず、人気のロンド(輪舞)シリーズの最高峰を作ろうと半年前から製作に取り組みま

した。

永年お願いしているデザイナーの高橋裕二先生渾身のデザイン。

命を削ってデザイン画を書いてくださっているような先生。

お会いするたび気持ちがぴりっと引き締まります。

誰かを美しいと感動させること、それは自分の生き方さえも問われる作業なのだと

先生とお話をするたびに感じることです。

先生との打ち合わせでD&D144ダイヤモンドジュエリーを代表するシリーズの

ロンドで40周年を飾ろうということになりました。

ロンドのシリーズは石のセッティングに特徴があります。

D&D144ダイヤはダイヤモンドの横からも光をとらえて光る特別なダイヤモンド。

その良さを生かすため、できる限り枠で隠さないように石留めをしています。

ダイヤに高低差をつけてセッティングすることで、すきまなくダイヤを敷き詰めたように

見えます。

実物大で書かれたデザイン画をもとに

1つ1つ直径を測ってダイヤモンドを出していく作業は思った以上に大変な作業でし

た。

名前の由来である輪舞曲とは繰り返される旋律が特徴の曲のこと。

何度も調整を繰り返しやっとできあがったデコネックレス。

会場でお客様に説明をしながら本当に誇らしい気持ちでいっぱいでした。

これが自慢のロンドですと心の中で何度も叫びつつ・・・。

 

もう一つのテーマはフォリオリーネ。

イタリア語で小さい葉の意味。

イタリアの新進気鋭のデザイナー、アレッサンドラ・バルデレスキー女史にデザインを

お願いし、イタリアで作らせた意欲作。

これもちょうど1年前の今頃、特別な年にふさわしい、今までにみたことのない

D&D144ジュエリーをと依頼したものです。

丁寧に裏抜きされたパヴェ部分を葉、D&D144ダイヤモンドを花に見立てた可憐な

デザイン。

こういうジュエリーを見ているとなんだかんだ言っても女性に生まれてよかったなあと

思えてきます。

人生はいいことも悪いこともいつのまにか忘れてしまうけれど

忘れたくないことを心に留めておくために

人は何か特別なものが必要なんじゃないかと思います。

そしてそれにはきれいなものがふさわしいと私は考えます。

心の中にどんどんきれいなものが増えていけばいいのに。

歳をとるにしたがって昔描いていた理想の自分とのギャップにせつない気持ちに

なってしまうけれど

あまりめだったすばらしいことを残せていない私の人生にも、ところどころは

キラキラと輝く美しいものを残したいものです。

 

暑かった夏も終わり、そろそろファッションを楽しむのに最適な季節。

今年の夏の思い出にD&D144ダイヤモンドジュエリーはいかがでしょう?